子育てがひと段落ついてくると、様々な理由で働きたいという女性も多いのではないでしょうか。育児中のママには勤務時間や出勤希望日、日常の家事や育児と両立など、考慮しなければいけない事柄が多く存在します。ここではそんな「子育てママ」の就活を応援する情報をお届けします。
自己アピールを効果的にしながら働ける条件をしっかりと。
家事や育児もある主婦の場合、採用側が注目するのは「どうしてはたらこうと思ったのか」「勤務時間の融通は利くのか」「過去にはどんなシゴトを経験しているのか」といったことです。これらの事柄をうまく履歴書に盛り込んで、好印象につなげましょう。
自宅からの距離や、運転免許証、自家用車の有無など天候等に左右されない通勤方法は採用時のアピールポイントです。
採用側が最も心配するポイントがこれ。特に子育て中の場合、急な病気や学校行事等の対応策も盛り込んでおくことが大切です。
経験が活かせるようであればぜひアピールしましょう。同業他社でも経験者は優遇される傾向にあります。
出勤できる曜日や時間等をはっきりと伝えることも大切。シフトを組む際の基準ともなるので、曖昧にせず、できる範囲の条件を伝えましょう。
自分に合った働き方を見つけましょう。
ひとくちに「働く」と言っても現在は様々な雇用形態が存在します。ここではそれぞれの雇用形態における違いをご紹介します。
雇用形態 | 派遣社員 | パート・アルバイト | 契約社員 | 正社員 |
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勤務時間 | 派遣先を選ぶことで自由に選択 | 自由に選択(シフト) | 契約で決まった時間 | 就業規則で決まった時間 |
転勤 | 派遣先を代えない限りなし | なし | なし(契約内容による) | ある |
残業 | 選択可能な場合もあり | 自由に選択できる | 選択可能な場合もあり | ある |
有給休暇 | 取りやすい | 取りにくい | 比較的取りやすい | 業務内容によっては 取りにくい場合あり |
社会保険 | 条件によっては加入できる | 期間・日数によって異なる | 正社員と同じ場合が多い | 完備されている |
交通費 | 条件によって異なる | 多くは支給される | 多くは支給される | 多くは支給される |
ボーナス | ない場合が多い | ない場合が多い | 契約内容によって異なる | ある |
雇用の安定性 | 契約期間のみ | 有期雇用で5年を過ぎた場合 無期雇用への転換が可能 |
期限あり・再契約もあり | 雇用期間の定めはない |
※上記の内容は一般的な条件をまとめたものです。実際の内容と異なる場合がございます。
子育ての時間に余裕ができ働きたいと思ったとき、何故働くのかその理由をハッキリさせましょう。家計のため、スキルを活かすためなどの目的を決めることが、長く働く秘訣です。
学校等でお子さんが一時期手離れすることがあっても、外に出て働くともなれば、想像以上のエネルギーを使います。ここで必要となるのが、家庭内の理解と協力です。急な病気や行事等のことも考慮し、夫婦間で日頃の家事の分担など話し合っておきましょう。
よほどの理由がある場合は別ですが、仕事を探す上で何が一番大切かを今一度考えてみてください。焦って無理をするより、自分に合った仕事や、長く働ける条件を探すことが、家庭内の円満にもつながります。
社会は子育て中、又は一段落した女性の職場復帰を望んでいます。それは、一定の社会経験を踏み、かつ充分なスキルを持った人材が不足しているからに他なりません。社会は皆さんの能力を必要としています。